着物丸洗いとは、ドライクリーニングの技術を着物用に応用した洗い方です。クリーニング溶剤で丁寧に洗いますので、ちぢみ等の心配がなく油汚れや皮脂汚れなどの汚れを落とすのに最適です。また、京洗いとも言われます。
■着物丸洗い行程
1:検針
お預かりしたお着物は、最初に検針機に通されます。常に安全・安心を心掛け、針などが混入してないか確認します。
2:着物診断
お着物の状態を入念にチェックします。経験豊富な職人の目で、シミや汚れ、ホツレ等がないか細かく確認します。
3:前処理
熟練の職人の手で、特に汚れの目立つ衿や裾を中心に、クリーニング溶剤をブラシに含ませ丁寧にブラッシングします。
4:クリーニング
特に注意が必要なお着物を種別しネットに入れます。クリーニング溶剤にもランクがありますが、最高級なものを使用し丁寧にクリーニングします。
5:乾燥
専用の乾燥室で、生地などが傷まないように自然乾燥させます。
6:仕上げ
スチーム等の湿気を残さない特殊な台の上で、しっかりとアイロンで仕上げられます。